ペルソナの重要性と作成メリット

こんにちは。
小木曽です。
今回はペルソナの話をします。ビジネス用語としてもだんだん定着してきたペルソナという言葉ですが、「なぜそこまで作りこむ必要があるのか」「どうしてそこまでやるべきなのか」といったことをよく聞かれます。重要性がまだまだ理解されていない場面が多いなと感じます。
また、ペルソナは企業でも個人のブロガーでも非常に重要度が増してきているのですが、まだまだ世の中の理解も追いついていません。
そんなことを感じていた今日は、そもそもペルソナとはどういうものか、重要性やメリットなどをまとめました。参考にしてください。
ペルソナとは
まず、そもそもペルソナがわからない方もいるかと思うので、簡単に説明します。
ペルソナ(persona)とは、サービス・商品の典型的なユーザー像のことで、マーケティング関連において活用される概念です。
実際にその人物が実在しているかのように、年齢、性別、居住地、職業、役職、年収、趣味、特技、価値観、家族構成、生い立ち、休日の過ごし方、ライフスタイル……などリアリティのある詳細な情報を設定していきます。
簡単に言うと明確なターゲットです。それも名前を付けたり家族構成まで。詳細にA4で1枚程度のまとめます。かなり詳細に作りこむため、なんでそこまで?と思われることが多々あります。
でも、ここまで作りこむことが重要なのです。ここまで作りこむからこそ意味があるといっても過言ではありません。
それでは、ここからはペルソナがなぜそこまで重要なのかを書いていきたいと思います。
ペルソナの重要性
ペルソナの重要性は年々高まっているのですが、その理由はユーザーの行動が多様化してきているからです。以前よりも、ユーザー自身が情報を取りに行く時代にになったので、これまで以上にユーザーの気持ちを理解しなければ、選んでもらえないどころか接点も持てなくなってしまいました。
かつてのように、情報のチャネルが限られていたころはターゲットを決める程度で十分でしたが、ユーザー自らが情報を取りに行く、そしてSNS等で情報が勝手に集まってくる仕組みを作っている以上、ユーザーになりきって行動を予測し、施策を立てていくしかありません。
だからこそ、ペルソナの重要性が年々増してきているのです。ペルソナを作りこむくらいユーザーの理解をしないと闘っていくことができない。ざっくりとターゲットを決めて発信すれば届く時代ではないので、ペルソナの作成が重要視されているんですね。
ペルソナを作成するメリット
ペルソナを作成するメリットは3つあります。
・すべての施策のトンマナを合わせやすいこと、
・複数人がかかわった時でも共通認識が持ちやすいこと
・よりユーザー理解が深まること
などが、私の考えるペルソナ作成のメリットです。
例えば、ブログを書いている人がSNSを始めたり、何か別の施策をする際に、そのペルソナがいることでSNSにおいて投稿のタイミングが決またったり、投稿のトンマナもペルソナがいることで明確にしやすいです。
仮にそれが複数人になったとしても、ペルソナは1人なので、「この人がペルソナ」の一言でイメージを伝えることが可能です。複数人の共通認識を合わせる助けになります。この辺りは企業で役に立つメリットですね。
そして、かなり詳細にターゲット像をつくりこむため当然ユーザー理解も高まり、どんな施策をすればいいのかも考えやすくなります。何度も言いますがターゲットは情報を自分で選ぶようになり、勝手に詰まってくる仕組みを、SNSなどを活用して構築しています。そんなユーザーの理解にペルソナは役に立ちます。
ペルソナにはメリットがたくさんあります。だからこそ近年認知度も上がってきています。
ペルソナ作成における注意点
ペルソナを作成する際の注意点ですが、作りっぱなしにせずアップデートしていくことが大切です。1度で完璧なペルソナを作るのは難しいので、改めてペルソナ像があっているのかを考えましょう。
また、ターゲットが多岐にわたるので・・・という相談もよくいただきますが、それでも1人にまずは絞りましょう。それか内容よりけりですが3人くらいまでならオッケーです。迷いが生まれないように明確にペルソナを分けましょう。
1人に響く内容は大概の同じような属性に刺さります。だからむしろ1人にだけ激刺さりする施策を考えたほうが結果良いんです。
まとめ
ペルソナについて真面目に書いてきました。実は自分のブログにも、明確なペルソナが複数人います。ブログに関しては記事単位でペルソナを設定してもいいですね。ただし、増やしすぎは禁物です。やはり三人くらいがベストかと。
ぜひ皆さんも、今一度ペルソナを考えてみてください。これは会社でも個人のブログでも同じです。ペルソナを制する者がマーケティングを制すという言葉を今思いついたのですが、あながち間違っていないかもしれません。
今回は以上
小木曽